2015年5月に発売された『ウィッチャー3ワイルドハント』。
私はDLCを含んだゲームオブザイヤーエディション(以降GOTY版・2016年9月発売)を購入しましたが、発売から5年が経った今でも変わらずに遊んでいます。
1度クリアしても何周もしたくなる素晴らしいゲームです!(詳しくは後述)
総プレイ時間:約250時間以上(全クリ4周+最高難易度デスマーチクリア済み)
今まで遊んだゲームの中で断トツで面白かったと言える。世界観、キャラの魅力、ストーリーなどすべてが完璧。
オープンワールドでありがちな「何からやればいいかわからない」状態にはならない。小説を読むように丁寧に進むため、誰でもストーリーを理解できる。
購入するなら絶対にGOTY版。DLCが本編を上回るレベルで面白い。
難易度は選べるのでゲームが苦手でも大丈夫。操作も難しくはない。「ファンタジー」が好きな人なら絶対にハマるゲーム。
ロードが長めでバグも少しあるが、気になるほどの欠点ではないので総評は星4.5。星5にしたいくらいですがw
総合評価:
注目したところ | 5段階評価 |
---|---|
ストーリー | |
グラフィック | |
没入感 | |
操作性 | |
難易度 | 普通 (※難易度は選択可能) |
最新版
ウィッチャー3の紹介
ウィッチャー3は過去作『ウィッチャー』『ウィッチャー2』に続く3作目で、壮大な物語の終曲を描いたお話です。
ポーランドの作家アンドレイ・サプコフスキさんの原作『Saga o wiedźminie』(英題『The Witcher』・邦題『魔法剣士ゲラルト』)を元にして制作されたゲームになります。
広大な世界を旅するオープンワールドRPGです。
小説が原作のゲームにハズレはない。
Netflixでドラマ化もされたよ。
最新アップデートでドラマ版「ウィッチャー」をインスパイアしたクエストが登場。装備や衣装などもドラマと同じものが追加された。
ウィッチャー3の物語
ネタバレしないように簡単に。
物語は夢から。怪物退治を生業とする“ウィッチャー”である主人公ゲラルトが元恋人イェネファーを探している途中で、かつて自身が育てた少女シリに関する不吉な夢を見ます。
その後イェネファーと合流したゲラルトは、シリを探すようにと彼女に頼まれ、壮大な旅に出る物語です。
もちろん、こんな簡単な話ではありませんがここでは書きません。
ウィッチャー3の世界観
歴史
こちらも複雑なので簡単に。
もともとはドワーフなどの非人間族が支配していた世界。その後、エルフがこの世界にやって来て集落を作り、都市を発展させ文明の開祖となりました。
しかし、“天体の合”と呼ばれる魔法の大変動が起こり、その時に“人間”や“怪物”、“魔法”がこの世界に流れ込み世界が一変。当初、人間はこの世界での生存に苦戦していたが、野心的な人間は次第に世界を征服。
反対にかつて支配していた非人間族は人間から忌み嫌われ、偏見や激しい差別に晒されるようになりました。
この凄惨な世界を舞台にゲラルトの物語を追体験します。
設定が細かいね。
エリア
ウィッチャー3は広大なオープンワールドになっていますが、実際はいくつかのエリアに分かれています。しかし、その1つ1つのエリアが広すぎるのでオープンワールドと言っても差し支えないでしょう。
代表的なエリアを簡単にまとめてみました。
- ヴェレン
- 戦争により統治するものがいなくなった土地。湿地帯が多く、結構な頻度で嵐に見舞われる。全体的に暗め。
- ノヴィグラド、オクセンフルト
- ラドヴィット王が統治する北方諸国の1つ。かなり都会。天気は雨の日が若干多い印象。
- スケリッジ諸島
- それぞれの島に族長がいる複数の部族からなる集合国家。大陸と比べると野蛮な性格。雪が降るほど寒い。
- ケィア・モルヘン
- 狼流派のウィッチャー養成所。
ウィッチャー3のゲームシステム
ステータス
よくあるRPGと同じで、ゲラルトのレベルを上げながらアビリティを獲得して成長させます。
“印”と呼ばれる魔法も扱うことができるので、剣だけでなく魔法による攻撃や防御など幅広い戦闘スタイルでプレイヤーの自由に戦うことが出来ますよ。
オイル・霊薬
普通に怪物を倒すことも出来ますが、剣にオイルを塗ることで攻撃力を増加させたり、霊薬を飲むことで特定の怪物に効く作用など様々な効果を得られます。
また、戦闘以外でも霊薬を役立たせることが出来ます。(例:暗闇で物が見えたり、通常より長く水中に潜っていられるなど)
サブクエスト
怪物退治だけでなく人探しや宝探しなど、ありすぎて全てのクエストを完了させるには膨大な時間と根気が必要になります。
時限クエストもいくつかあるので要注意です。
キャラクター
このゲームには魅力的なキャラクターが数多く登場します。
ゲラルトと深く関わる人物との会話は聞いていて楽しいです。中でも女性キャラとの関係性は非常に大事で会話の選択によってストーリーが分岐するので注意しなければなりません。
登場するキャラクターには皆過去があり、それぞれの人生があります。ゲーム内の“人物辞典”で主人公と交流の深い人物から昨日今日会ったばかりの人物まで、それぞれの生い立ちを読むことが出来るのでぜひ読んで欲しいです。
グウェント
ゲーム内で遊べるカードゲームです。
ミニゲームのようなものですが、遊んでみると結構ハマってしまいます。現実世界で世界大会が開催されるほど人気なコンテンツになっています。
ウィッチャー3のDLC(ダウンロードコンテンツ)
通常版にはない追加コンテンツです。別途でDLCを購入するか、GOTY版を購入しないとプレイできません。
新しいクエストや防具、女性キャラの別衣装。また《ニューゲーム+》と呼ばれる機能が追加されます。
《ニューゲーム+》とは
1周目クリア時のレベル・ステータス・武器や防具・アイテム・お金などを2周目に引き継ぐことが出来る機能。この機能のおかげで2周目をさらに楽しく遊ぶことができる。
HEARTS OF STONE(無情なる心)
文字通り“石のように冷たい心”を持った男から受けた依頼により、ある契約に巻き込まれてしまう物語です。
舞台は本編と同じですが、内容は全く異なります。
BLOOD AND WINE(血塗られた美酒)
舞台は新たに追加されたエリア「トゥサン公爵領」。
トゥサンを震撼させる連続殺人鬼、“ボークレールの怪物”を捕らえてほしいと公爵であるアンナ・ヘンリエッタから依頼され物語が始まります。
プレイすると分かりますが、トゥサンは素晴らしい所です。
街は綺麗で住民たちも落ち着いた雰囲気の人が多い印象です。気候も晴れが多く、穏やかでヴェレンやノヴィグラドとは何もかもがまるで違います。
私は『無情なる心』をクリアした後はずっとトゥサンで遊んでました。
あんな街に行ってみたい♪
ウィッチャー3のまとめ
- 剣と魔法の王道ダークファンタジー
- 圧倒的なゲームボリューム
- 魅力的なキャラクターの数々
- ミニゲームとは思えないグウェント
- 本編を上回るレベルのDLC
歴史もしっかり根底にあって、政治や宗教、人種間の対立、貧富の格差などの描写もあり、実際にこの世界がどこかに存在してるのではないかと思わせるくらい作り込まれているので、ゲーム開始後すぐにウィッチャーの世界に引き込まれます。
膨大なサブクエストに加え、グウェントやマルチエンディングにDLCと、本編クリア後も遊べる工夫がたくさん施されているのもこのゲームの魅力です!
しかし欠点もあります。「バグ」ですね。
海外のゲームに多く見られる傾向がありますが、『ウィッチャー3』においてもバグが発生します。
バグの種類は人によって様々ですが、私の場合は重要なシーンで音声が消えました。字幕があるので内容は理解できますが、急に音声が消えると少し冷めてしまいます。
また、ロード時間が長めです。これはバグではないですが、もう少し短くならないかなと思いました。(世界が広すぎるので仕方ない)
ただ、そのバグやロード時間に目を瞑れるくらい面白いゲームなのは間違いないです。剣と魔法の世界、ダークファンタジーが好きな人は確実にハマってしまうと思います。
過去作をプレイしていなくても問題なく遊べます。ゲーム内の文献を読めば理解できますし、私自身、過去作をプレイしていませんが十二分に楽しめました。
現在は、PS5にて完全版も発売しています!
PS4版や中古を購入する場合は、通常版ではなくGOTY版を購入することを強く勧めます。とても面白いゲームなので確実にDLCをやりたくなること間違い無しです。
序盤はレベルが低く、あまり楽しめない人もいるかもですが、ゲーム中盤以降からは行ける場所も増え、できることも増えるので楽しさが倍増します。
また、難易度はいつでも変更できるので誰でも楽ますよ。(途中で変更した場合、特定のトロフィーは入手不可)
ぜひ、ダークファンタジーの世界を満喫してください!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!