初めてゲーミングモニターを購入するとき、「何をどう見たら良いのか分からない」と不安に思う人は少なくありません。
そこで、ゲーミングモニター購入時に見るべきポイントを解説して、自分に合ったモニターを選べるようにお手伝いします!
- ゲーミングモニター購入時に見るべきポイント
- 各項目の解説
- オススメのゲーミングモニター
私がモニター購入時に注意する点に絞って解説していきます。
これさえ抑えておけば、ゲーミングモニターの選び方が分かるよ!
画面サイズ
21インチや27インチ、31インチなど、様々な画面サイズのゲーミングモニターがありますが、結論から言うとオススメの画面サイズは21〜24インチです。
私は23.8インチのゲーミングモニターを使っていますが、デスクに置くと圧迫感があるくらいの大きさなので、「小さすぎるのでは?」と心配しなくても大丈夫。
画面サイズが大きくなると、目が動く範囲も大きくなるため疲れやすい。ゲームを長時間するなら大きすぎない画面(21〜24インチ)が丁度良い。
画面サイズは大きくなればなるほど高額になるので、小さい方がお得です。
迫力が欲しいなら大画面の方が良いけどね。
公式eスポーツ大会などでは、24〜27インチのモニターが使用される。最近では「VALORANT(FPSゲーム)」の公式大会で24インチのモニター、「eFootball(サッカーゲーム)」の公式大会では27インチのモニターが採用された。
\ 画面サイズは大きすぎない方がいい! /
パネルタイプ
それぞれの特徴を簡単にまとめました!
タイプ | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
TN | 応答速度が速い 価格が安い 画質が悪い 視野角が狭い | FPS レーシングゲーム ゲーム全般 |
VA | 明暗がハッキリ 価格は普通 応答速度が遅い 視野角が狭め | 動画鑑賞など |
IPS | 画質がキレイ 視野角が広い 応答速度は普通 価格が高い | オープンワールド系 動画鑑賞 イラスト制作など |
どのパネルが自分に合っているのか見ていきましょう!
TNパネル
市場に出回っているゲーミングモニターで最も普及しているのが、TNパネル。そのため、比較的安く購入できるのがメリット。
応答速度が1番速く、最もゲームに適したモニターとも言えます。
しかし、視野角が狭いので正面からしかキレイな画質を維持できない。よく言う「画面が白っぽく見える」のがTNパネルの特徴です。
動画鑑賞などには不向きで、ゲームにしか使わない人向けのパネルになります。
- FPSゲームなどでぬるぬる動く感覚を体験したい。
- 勝利重視。
- 画質は気にしない。
- できるだけ安く購入したい。
\ FPS向け!! /
VAパネル
VAパネルは黒の表現がハッキリしていてコントラストが高いのが特徴。視野角もTNパネルより広く、見やすい。
湾曲パネルで採用されることが多く、デザインがオシャレです。
しかし、応答速度は遅いのでFPSなどの素早さが重要になるゲームには向かない。FPS以外なら問題ありません。
- 映画やドラマも見たい。
- 湾曲パネルも検討したい。
- 応答速度は気にしてない。
- 価格は高すぎない方がいい。
\ 動画鑑賞もしたい人向け /
IPSパネル
画質が1番キレイなパネル。視野角が広く、正面以外からでもキレイに見えるのが特徴。VAパネルと比べると若干、黒が白っぽく見えるが、TNパネルほど酷くはない。(ゲーム中は気づかないレベル)
応答速度もそれなりに速く、FPSゲームも問題なく遊べます。
ゲーム内の景色など、グラフィックを楽しみたい人にオススメ。ちなみに、オープンワールド系のゲームが好きな私は、IPSパネルのゲーミングモニターを使用しています!
全体的にバランスが取れており、さまざまな用途で使えるが、価格が高めなのがデメリット。
- とにかく画質優先。
- オープンワールドなど、グラフィックを重視したゲームが好き。
- 動画も見たい。
- 多少高額でも構わない。
- Dell G2422HS 23.8インチ ゲーミングモニター(※私が使ってるモニター)
- Acer ゲーミングディスプレイ KG242Ybmiix 23.8型ワイド
- IODATA ゲーミングモニター 23.8インチ GigaCrysta ADSパネル(※ADSパネルはIPSパネルと同じ構造)
\ 私のオススメはIPSパネル! /
私の場合は、画質を最優先に考えているのでIPSパネル一択ですね。
- 23.8インチ、165HzのIPSパネル
- 画面傾斜可能
- ベゼルレスで画面が大きい
- 通常価格:24,980円→セール時:22,480円
- 高さ調節不可
- スピーカーなし(イヤホンジャックあり)
こちらはゲーミングモニターブランドPixioが2023年9月20日に発売した「PX248 Prime S」。
スペックはDELL G2422HSとほぼ同じです。
PRなのでPixio公式ストアでの購入になりますが、私が買ったDELLより最新なのに価格が手頃だったのでご紹介させて頂きました。
高さ調節以外はDELLとほぼ同じなので、気になる人は合わせて検討してみて下さい!
\ 公式ストアへ /
個人的には高さ調節があって台座がV字じゃなければ完璧でしたね。こっちの方が最新だし。
少し画面が大きいIPSパネルのホワイトVerもあるよ!
- 価格は2023年9月21日時点
応答速度
リフレッシュレート
1秒間に何回、画像を更新できるかの指標。「Hz」で表す。例えば、165Hzなら1秒間に165枚の画像を更新する。レートが高ければ高いほど滑らかな映像になり、画面割れが起きづらくなる。FPSなど、画面が素早く切り替わるゲームで重要になる項目。
要するに、パラパラ漫画のページ送り速度のことです。
リフレッシュレートは高ければ高いほど良いですが、レートが高くなるとモニター価格も高額になるので注意してください。
普段、「何の機種でどんなゲームをするのか」でレートを決めるのが良いでしょう。
例えば、PCでFPSゲームをプレイすることが多い場合は、144Hz以上のゲーミングモニターがオススメです。
PlayStation4や、Nintendo Switchをメインにゲームをする場合は、応答速度を重視する必要はない。PS4もSwitchも60Hzまでしか対応していないため、それ以上のゲーミングモニターはオーバースペックだ。しかし、PS5(120Hz対応)を購入予定なら応答速度は考慮すべき。
ほとんどのゲーミングモニターが120〜144Hz以上だから、特に気にしなくても大丈夫だよ。
\ 120〜144Hz以上が目安 /
ms(応答速度)
画面の色が「黒>白>黒」に変化する時にかかる時間のことをms(ミリセカンド)という。この値が低ければ低いほど、画面の色が切り替わる応答時間が速く、残像が少ない。
要するに、msの値が低い方が優れているということ。
msの値が低くなると、リフレッシュレートの値が高くなるので、モニター価格は高額になります。
正直なところ、この速度の違いは素人には分からないでしょう。(私も分からんwww)
一般的に、5ms以下がゲームをするのに快適な応答速度と言われています。FPSをメインにプレイするなら1ms以下が快適に遊べる目安です。
\ FPS以外なら5msで十分! /
その他の確認事項
上記と比べるとサブ的な位置付けですが、購入前に確認しておくと安心できる項目です。
インターフェース
ゲーミングモニターを購入する際は、必ず接続端子の数を確認しておきましょう。
メインで遊ぶゲーム機が1つなら特に気にする必要はありませんが、2つ以上の場合はHDMI端子も2つ以上あるのが好ましいです。
と言うのも、1つしかないといちいち差し替えないといけないので面倒になります。加えて、ACアダプターの有無も確認しておきましょう。
変換ユニットを内蔵したゲーミングモニターなら、コードがスッキリして整理しやすく、ボタン1つで電源のオン/オフが可能になるので大変便利です。
スピーカーの有無
スピーカーが内蔵されていないゲーミングモニターの場合は、別でイヤホンやヘッドホン、スピーカーを用意する必要があります。
すでに持っている場合は問題ありませんが、ない人は別途購入が必要になり、モニター代に加え、予算が増えるので必ず確認しておきましょう。
また、ゲーミングモニターに内蔵されたスピーカーの音質が良いとも限りません。
購入予定のモニターは、Amazonレビューなどで「音質」についてもしっかり確認しておきましょう。
高さなどの調整機能
モニターの位置は、視認性や疲労度など、快適にゲームをする上で重要なポイントです。
高さ調節が可能なモニターであれば、置き場所を比較的自由に選べるメリットがあります。また、ピボット(画面縦回転)ができるとスマホゲームを大画面で遊べたりもします。
自分の部屋や、デスクの広さなどを考慮して検討しておくと良いでしょう。
高さなどを調整できるゲーミングモニターは、ぐらつき・転倒を防ぐために重量が重くなる傾向がある。
VESA規格
テレビや、ゲーミングモニターなどの映像機器を壁やアームなどに取り付ける際に使うネジ穴間隔の国際規格のこと。「Video Electronics Standards Association」の略。
ゲーミングモニターをデスクに置くスペースがなかったり、デスク周りをスッキリさせたい場合などに、VESA規格に対応しているモニターであれば、アームや壁掛け金具などを使えるようになります。
見た目がオシャレで使い勝手が良さそうですが、モニターアームは価格が高いので注意しておきましょう。
モニターアームは安物を使うと安定が悪かったり、地震などで外れたりしてモニター破損の原因にもなるので注意。
モニターアームを使う予定がなくても、今後使いたくなる可能性もあるから考慮しておくと良いよ!
\ デスク周りがスッキリ快適! /
組み立ての簡単さ
モニターの組み立ては結構面倒なので、簡単に組み立てられそうなものを選ぶと楽です。
ドライバーなどの工具が梱包されていれば問題ありませんが、なければ別途購入が必要になる場合もあります。
組み立て時に工具不要のゲーミングモニターがとくにオススメです。
モニター自体が重い上に精密なので、簡単に組み立てられた方が便利で破損も防げます。
組み立て方法は、購入者のレビューか、ネットで見られる取り扱い説明書で事前に確認するといいよ!
保証の有無
- 破損した状態で届いた。
- 映像が出力されない。
- ドット抜けがあった。
- 画面が一部映らない、黒いモヤがかかる。
など。
※レビューで発見した不具合は一部のゲーミングモニター
ネットでモニターを購入する際は、保証の有無は必ず確認してください。
「ドット抜け」が1番よく見られる不具合です。不具合が発生したときに、良品と交換できる保証をつけているお店で購入すると安心できます。
真っ黒な画面で一部だけ白、または黒以外の色に光る点のこと。「輝点」とも言う。ちなみに、真っ白な画面で一部だけ黒、または白以外に光る点を「黒点」と言う。
不良品が届いた場合、保証がないと損をします。ゲーミングモニターは安くない買い物ですから、万が一に備えて保証は付けておくのがオススメです。
購入と同時に保証が付く製品もあれば、有料で保証を付けるサービスもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
私が使ってるゲーミングモニター
私はAmazonでゲーミングモニターを購入しましたが、幸い不具合はありませんでした。
保証を付ければ、不良品を怖がる心配も解消されるよ!
まとめ
- 画面サイズ
- 21〜24インチがオススメ
- パネルタイプ
- TN:速度優先、安価
- VA:コントラストがハッキリ、速度が遅い
- IPS:画質優先、速度は速め、高価
- 応答速度
- リフレッシュレート:120〜144Hz以上がオススメ
- ms:一般的なゲームなら5ms以下、FPSゲームなら1ms以下が目安
- その他の確認すべき事項
- 接続端子の数
- スピーカーの有無
- 高さなどの調節機能
- VESA規格
- 組み立ての簡単さ
- 保証の有無
初めてゲーミングモニターを購入するときは、分からないことだらけで不安だと思いますが、上記のポイントに注目すれば、自分にあったモニターが見つかるはずです。
似たような性能・機能のモニターが多いので、迷ったらデザインで決めるのもアリですよ。
納得のいくモニターを購入して、快適にゲームを楽しみましょう!!
\ 安くて発送が早い! /
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!